storyあらすじ
親友同士のマイクとスコットは、ストリートで生きる青年たち。ポートランドの街角で体を売って日々を暮らしているマイクは、ナルコレプシーを抱えながら母を探し、スコットは裕福な家庭の跡継ぎだが自由を求める。旅と愛の中で運命が交錯する青春ロードムービー。
親友同士のマイクとスコットは、ストリートで生きる青年たち。ポートランドの街角で体を売って日々を暮らしているマイクは、ナルコレプシーを抱えながら母を探し、スコットは裕福な家庭の跡継ぎだが自由を求める。旅と愛の中で運命が交錯する青春ロードムービー。
【ガス・ヴァン・サント特集 もうひとつのアメリカ】 ガス・ヴァン・サントの傑作4本から見えてくる、青春と欲望、そしてもうひとつのアメリカ。
1952年生まれのアメリカの映画監督・脚本家。インディペンデント映画出身で、社会の周縁に生きる若者やアウトサイダーを詩的かつ親密に描く作風が特徴。『マイ・プライベート・アイダホ』ではロードムービーの形式を用い、リヴァー・フェニックスの繊細な演技とともに青春の孤独を描いた。『誘う女』で、ニコール・キッドマン演じる野心的な女性を通してメディアと名声への執着を風刺し、冷徹なユーモアを交えたサスペンスを展開。『エレファント』では静謐な演出で高校銃乱射事件を描き、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し、『永遠の僕たち』では死をテーマにしつつ、幻想的で優しい青春映画に仕上げた。独創性と実験性を持ちつつ、商業映画との距離感を模索し続ける異才の監督である。最新作は70年代に起こった実際の人質事件を題材とした『Dead Man's Wire』。
1991年|アメリカ|カラー|105分