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Introduction作品紹介

『ローラーガールズ・ダイアリー』WHIP IT

Girls, Girls, Girls 映画のなかの女の子たち

監督
ドリュー・バリモア
脚本
ショーナ・クロス
原作
ショーナ・クロス
撮影
ロバート・イェーマン
出演
エリオット・ペイジ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、クリステン・ウィグ、ドリュー・バリモア、 ジュリエット・ルイス

storyあらすじ

テキサスの田舎町で暮らす17歳のブリス・キャヴェンダー(エリオット・ペイジ)は、母親に勧められる美人コンテストにうんざりしながらも従順に過ごしていた。だが彼女の心は華やかなドレスや化粧より、もっと刺激的な何かを求めていた。ある日、オースティンでローラーダービーの試合を目にしたブリスは、その激しく自由な世界に心を奪われる。年齢を偽って地元チーム「ハール・スカウツ」に入団し、練習と試合にのめり込むうちに、自分の可能性と居場所を見つけていく。チームメイトとの絆や恋愛、家族との衝突を経験しながらも、ブリスは偽りを捨て、本当の自分で立つ決意を固める。

about Movie本作について

俳優のドリュー・バリモアが初めて監督を務めた、2009年公開の青春ドラマ。アメリカ南部の田舎町で息苦しさを抱える少女が、ローラーダービーに飛び込み、成長と解放を手にする物語。主演はエリオット・ペイジ(当時エレン・ペイジ)が務め、強い意志と揺れる心を魅力的に演じた。本作の魅力は、ローラーダービーという荒々しくも連帯感に満ちたカルチャーの描写で、派手なユニフォーム、ニックネーム、転倒と激突の中で芽生える友情と自己肯定感が、ガールズムービーに新しい風を吹き込んだ。また、母と娘の確執や恋愛、社会の期待など、若い女性が直面する現実をユーモアと温かさを交えて描写されている。サウンドトラックもパンクやインディーロックが満載で、映画全体を軽快でエネルギッシュに彩っている。

about Director監督について

ドリュー・バリモア

1975年アメリカ・カリフォルニア生まれ。祖父母も俳優という芸能一家に生まれ、7歳で出演したスティーヴン・スピルバーグ監督の『E.T.』で一躍有名になった。10代で薬物依存やスキャンダルに苦しんだが、見事に立ち直り、俳優としてもプロデューサーとしても確固たる地位を築く。『ウェディング・シンガー』『チャーリーズ・エンジェル』『50回目のファースト・キス』など多くの話題作で主演を務め、その親しみやすい魅力とユーモアで人気を集めた。2009年には『ローラーガールズ・ダイアリー』で監督デビュー。ローラーダービーを題材に少女の成長と自己発見を描き、監督としても高い評価を受けた。多才なクリエイターであり、現在も映画・テレビ・ビジネスなど幅広い分野で活躍を続けている。

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作品情報テキスト/

アメリカ|Color |112分                                 ©2009 BABE RUTHLESS PRODUCTIONS,LLC All Rights Reserved.