storyあらすじ
交通事故で両親を亡くし、自身も臨死を体験したイーノックは幽霊のヒロシが見えるようになった。そんなある日、イーノックは、病気で余命わずかな少女アナベルと出会い恋に落ちる。死を意識しながらも共に過ごす中で、二人は人生の儚さと美しさを知る。
交通事故で両親を亡くし、自身も臨死を体験したイーノックは幽霊のヒロシが見えるようになった。そんなある日、イーノックは、病気で余命わずかな少女アナベルと出会い恋に落ちる。死を意識しながらも共に過ごす中で、二人は人生の儚さと美しさを知る。
【ガス・ヴァン・サント特集 もうひとつのアメリカ】 ガス・ヴァン・サントの傑作4本から見えてくる、青春と欲望、そしてもうひとつのアメリカ。
1952年生まれのアメリカの映画監督・脚本家。インディペンデント映画出身で、社会の周縁に生きる若者やアウトサイダーを詩的かつ親密に描く作風が特徴。『マイ・プライベート・アイダホ』ではロードムービーの形式を用い、リヴァー・フェニックスの繊細な演技とともに青春の孤独を描いた。『誘う女』で、ニコール・キッドマン演じる野心的な女性を通してメディアと名声への執着を風刺し、冷徹なユーモアを交えたサスペンスを展開。『エレファント』では静謐な演出で高校銃乱射事件を描き、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し、『永遠の僕たち』では死をテーマにしつつ、幻想的で優しい青春映画に仕上げた。独創性と実験性を持ちつつ、商業映画との距離感を模索し続ける異才の監督である。最新作は70年代に起こった実際の人質事件を題材とした『Dead Man's Wire』。
2011年|アメリカ|カラー|90分